きれいな空気を生む 住まいづくり108

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。 体感展示場「社の家」はこちら



あふれる物が生活環境を悪くする

 人間の持つ欲望の一つに物を所有したい、物を集めたいという物欲があります。
現代人は必要以上に物にこだわり、保存することに満足を求めているようにも見えます。
暖衣飽食の時代となって、各家庭に物があふれ、
そのために生活環境を悪くして心身にストレスを与えているのではないでしょうか。
 私が住宅のプランニングの際に依頼主の要求で戸惑うことの1つに、
家財道具を置く場所のために大切な窓の位置を犠牲にしたがることがあります。
住環境にとって窓の位置は生命です。その大切な窓の位置を書棚、タンス、
サイドボード、飾り戸棚、食器棚、ピアノ等でふさごうというのです。
それは家族の心身の健康に大きなマイナスになるにもかかわらず、
人間よりも物を優先にしたがる発想に閉口します。
 人々の単純な物欲やプライドが家庭の中に多くの無駄をつくっています。
しかし、考えてみれば、その無駄が日本の経済成長に一役かったのでしょう。
 人間の物欲はこのように「足りる」ということをしりません。
そのために、収納のための設備が必要になってくるのです。

幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
ウシキ株式会社
住まいの教室 開催中!
お問い合わせ

きれいな空気を生む 住まいづくり107

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。 体感展示場「社の家」はこちら



メリットとデメリットの検討をしっかりする

 とくに注意すべきことはメリットばかりに目を奪われずデメリットをも考慮することです。
たとえば「今現在は有効であっても3年後、5年後はどうであるか」
「便利は良いが人間や環境への悪影響がないか」「もっといろいろな条件を検討せずに大丈夫か」
など冷静に考えて止めるべきです。
 住宅設備メーカーは次々と新製品を発売して企業の利益を追求します。
そうの都度、便利さとファッション性で消費者の購入意欲をそそります。
 しかし、古くなれば飽きがくるし、特別な利用効果もなく、後悔することになります。
また便利さに慣れて満足も感謝もなくなりがちです。私はそのことが最も心配するところです。
人間は贅沢やラクな生活に慣れた時から、不幸になる原因をつくり始めるのです。
便利な生活システムの虜になるからです。
過剰な設備で便利すぎると、身体も心も退化し気力を失って怠惰癖がつきやすくなります。
 主婦ばかりがそうなるのではありません。男性も女性も子どもも家庭の枠から逃れられない以上、
設備過剰の影響を受けます。健全な家庭があっての幸福な人生です。
そのためには、心も身体も気力も退化するような住宅環境や設備はほどほどにすべきではないでしょうか。

幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
ウシキ株式会社
住まいの教室 開催中!
お問い合わせ

きれいな空気を生む 住まいづくり106

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。 体感展示場「社の家」はこちら



過剰な設備は維持・管理の経済負担が大きい

 最近の顧客の要求は、建物への要求よりも住宅の設備機能への要求に重点が置かれるようになってきました。
科学技術は人間の力を不要とする機械文化を家庭の隅々にまで浸透させています。
住宅設備メーカーは競って新商品を開発していますが、
果てしなく便利な設備を家庭に導入するのは良いこととは思えません。
こんな疑問を持つのは職人の意固地のせいかもしれませんが、
設備は日進月歩で、1年たてばモデル替えし、3年たてば新性能のものが出、
5年もたてば部品もなく故障があっても直すことができなくなるほどの現実があるのです。
 今の機械はコンピューター化され、人間の能力以上の機能を持ちますから、
ふだんは便利そのものですが、もし故障すれば途端に不自由を感じることになります。
性能がよいために修理が難しく、部品交換ともなれば、維持費が生活費を圧迫するようになります。
住宅におけるメンテナンスは建築物そのものよりも設備にかかるものです。
とくに、建物に組み込まれた設備は合理的に思えますが、
修理したり交換したりする場合には費用が高くつきます。
大げさな設備は後日にまで経済負担が続くのです。
 過度な設備は経済面だけでなく、いろいろな弊害が生じ、
それが家庭の不幸のもととなることもあります。
 ただ便利さだけを求めて、衝動的な感覚で大金を設備に投資しても幸福な家庭の条件づくりにはなりません。
家族の心身が健康で、安心して長生きするためには「足りる」ことを前提とした住宅設備が理想的です。
よく考えて、贅沢を省いた設備は経済的で便利が良く、
維持や管理も簡単で、後々までも得をすることになります。

幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
ウシキ株式会社
住まいの教室 開催中!
お問い合わせ

きれいな空気を生む 住まいづくり105

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。 体感展示場「社の家」はこちら



経済的でストレスのない浴室

 浴槽は足を伸ばしてゆったりくつろげるような大きいものを選択すべきです。
大きめの浴槽は湯があふれず、湯量が多いことでより保温がよく、意外と経済的です。
しかし浴室の広さは広いほうが良いということはありません。
あまり広いと、夏はいいですが、冬が寒くて困ります。
いくら浴槽が大きくても温泉のようなわけにはいきません。
 浴室の換気は強制換気が一般化していますが、可能な限り自然換気の方がよいでしょう。
機械による換気は効率は良いのですが、忘れる場合もあるからです。
また、浴室は狭く、高気密化しているので、酸欠状態になりやすく、
不幸な事故が起きることもあります。その防止のためにも自然通気は不可欠です。
 一方、換気口や入口扉等の取付部分の施工が悪いと湿気漏れによって
壁の内部が腐食することがあるので注意が必要です。
最近の浴室はユニット化され、防水に関しては完璧のように見えますが、案外そうでもないのです。
 最近の住宅の給湯システムは集中ボイラーが多く、パイプで各所に給湯するようになっています。
光熱費は家庭経済に影響しますから、ヒートロスを少なくし、
エネルギーの節減をはかる工夫が必要です。
浴室は炊事場近くにしてロスをなくし、水場もまとめて管理しやすくします。
 浴室の掃除や管理は誰がやるにしてもストレスの原因になりやすいものです。
掃除や管理がスムーズにできる位置と形態をよく考え、内装の使用材料は慎重に選ぶようにしましょう。

幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
ウシキ株式会社
住まいの教室 開催中!
お問い合わせ