きれいな空気を生む 住まいづくり95

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。 体感展示場「社の家」はこちら



「健康長命」のための老人室の工夫 ①

 老人室の具体的な位置や形態は、それぞれの条件の違いがあるので一様に決めつけることはできません。
とくにお年寄り自身の希望が異なるために、これぞという決めてはないのですが、
一般的な面でいえば「健康長命」のための仕組みを入れるということになるでしょうか。
前にも述べましたが、日常生活そのものが老化を防ぎ、心身のリハビリになるような間取りや機能を工夫し、
いわゆる「バリアフリー」的発想が過剰になるのは避けたいものです。
しかし、それなりにお年寄りを思いやる仕組みは必要です。
手すり、階段の一段の高さ、便所の広さ、廊下の幅など基本的な部分の心づかいは当たり前のことでしょう。
ただ、機械設備についてはメリットとデメリットを慎重に検討して採用すべきです。
 部屋の位置については、敷地が広く環境配分(間取り)が自由に選択できる条件であれば、
1階部分の西側に「曲り屋」的形態でつくるのが理想的です。
つまり三方位(東南西)、また四方位(東難西北)に面した窓がとれるので
日照や風通しなど自然の恩恵を最大限に享受できるのです。特に朝日の入る窓は欲しいものです。
 老人室をつくる時、肉体的な負担に対するいたわりが優先されがちですが、
むしろ精神的ストレスを防止することを考えた方がよく、
その意味では自然の恩恵を満喫できる場所は精神衛生上、最もお年寄りにふさわしいといえます。

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きれいな空気を生む 住まいづくり94

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

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自分の老後像を思い描いてみる

 二世帯住宅や高齢者向け住宅についてはすでに述べてきましたが、ここでは、
伴侶のいなくなったお年寄りが同居するための部屋について、お話したいと思います。
 近年日本では急速に高齢化がすすみ、老人福祉の充実が待たれるところですが、
日本の貧しい福祉政策の現状では、なかなか見通しの暗いものがあります。
また、たとえ老人福祉施設が充実していたとしても、お年寄りの多くはやはり
子どもの家族と共に暮らすことの方を望むものです。
そしてそれを実現できるお年寄りは人生の終末期にあって、最高の幸福者であるといってよいでしょう。
 私はお年寄りと同居するための住宅の相談に来られるお客様には、いつも「何よりの親孝行ですね」
と申し上げています。それは、お年寄りにとって幸福であるばかりではありません。
若夫婦にとっても、やがて自分たちが高齢になった時に、同じことが我が子との間で繰り返される、
その日のための手本を示す良いチャンスだからです。
 お年寄りは家族から自分の立場や存在価値をいつまでも認められることを望んでいます。
子どもたちは親に対する感謝と尊敬の念を思いやりある良い老人室をつくることで示すことができます。
それは同時に自分たち自身の老後対策にもなります。自分たちの老後像を今、若い時に描くことによって、
将来の増改築も容易になり、住宅の耐用年数が増すことになるのです。

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きれいな空気を生む 住まいづくり93

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
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有機質環境で子どもの情緒が安定する

 木をふんだんに使った有機質環境によって子どもは情緒が安定するようになります。
豊かな人格形成のためには、有機質環境は絶対不可欠なものです。豊かな人格とは、寛容と感謝とに
集約できるといってもよいでしょう。それは自然に順応した生き方をした時に表われる人間性です。
住宅も人間も自然の一部なのですから、自然に同化した環境こそ人間にとって
最も良い生活環境といえるのです。
 子ども室の恵まれすぎた環境は子どもの将来のためにはマイナスです。
今、子どもに満足を与えるための環境であってはいけません。たとえば、
子ども室には自分たちで整理整頓ができるような収納戸棚を設け、片付けの習慣をつけさせます。
これが将来社会に出た時の責任感にもつながるのです。親の子どもに対する愛情を住まいの計画の中に
どのような形で表現すべきか、よくよく考えなくてはならないところです。
 誰でも、今日あるは明日のため、現在あるは将来のためと思って未来に希望をつないで生きています。
とくに、子どもの将来は幼児期、少年期の家庭生活のあり方によって決まることを考えた時に、
子どもを溺愛するあまりの安易な発想はつつしむべきでしょう。

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きれいな空気を生む 住まいづくり92

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
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勉強好きの子どもを育てる部屋はできるか 【2】

さて、先のお客様の依頼に対して、私はこう答えます。
「勉強好きになる部屋づくりはできませんが、物事を冷静に考える習慣をつける部屋はできますよ。お客様と私が知恵を出し合って、適切な思考や判断のできる環境はどうあるべきかを考え、お子さんの性格に合った環境づくりをしましょう」
 子どもは勉強の必要性を自覚できればやる気を出すものです。勉強好きな子どもにした
いなら、子どもが自分を客観視できるような雰囲気づくりが先ではないでしょうか。思考に向く爽快な雰囲気には純度の高い酸素の供給が必要です。室内の空気が停滞すると重苦しい雰囲気(空気)が漂い、そのような環境では身体の血流もよくなくなります。そのために惰気が生じ、勉強する気力も湧きません。したがって子どもに勉強への意欲をもたせるには、常に室内の空気が新鮮でなければなりません。
 子ども室には外気が常に流れ込み、自然に排出する通気の仕組みが必要です。夏の暑い日の対策は通風窓を考え、湿気や熱気を排除できる仕組みが必要です。しかしその方法については地域性や立地条件、間取りによって、それぞれのケースで考えなければなりません。

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