きれいな空気を生む 住まいづくり87

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。 体感展示場「社の家」はこちら



子どもは住宅環境によって将来が決まる 【1】

 幸福な家庭生活を永続させる条件の一つに家庭における子どもの健全な成長があります。
良い子に育つかどうかは家庭環境が子育て環境としてふさわしいかどうかにかかっています。子育て環境の良否は家族たちだけでなく日本の社会全体に関係する重大な問題です。子どもに社会性を身につけさせる場としての住宅というものを強く意識して計画をすすめるべきです。
 私は、住宅の持つ重要な役割の一つとして、子どものしつけのための住宅環境はどうあるべきかということを研究してきました。教室に訪ねてみえる子育て最中のお客様には必ずこう尋ねます。
「お客様、お宅のお子さんをどのように育てたいと思いますか?」
 すると、たいがいの方は意外な表情をされます。つまり住宅屋が場違いな質問をすると思われるからです。そこで、私はこう申し上げます。
「実は、どこのお子様も家庭環境という器に順応するからです。水が方円の器に従うのと同じように純粋な子どもの心は環境という器に従うのです」
 これは誇張して言っているわけではなく、私の50年余りの住宅づくりを通して多くの家庭を垣間見てきた経験によるものです。住宅環境(家庭環境)が幼児期、少年期の子どもの心情に感化をもたらすことがはっきりわかりました。

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・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
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・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

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使いやすい寝室の形態

 寝室の位置は若い夫婦の場合、できれば東南の角部屋が最高です。夜明けの日照は目覚めの特効薬であり、一日のスタートが気力十分なものとなります。東窓は高くして、朝日が入りやすくし、南窓は二段窓(欄間付き)がよいでしょう。老夫婦で、動的環境より静的環境を重視したい場合は、自然からの強い刺激を避けた西南の角部屋をおすすめします。
 夫婦の寝室の広さは洋室なら十畳、和室なら八畳は欲しいところです。広すぎても狭すぎても精神衛生上よくありません。精神の安定のためにはインテリアや形態のバランスが不可欠の条件となります。天井の高さは通気穴をつければ一般的な2.4メートルでよいのですが、洋室は2.6メートルあれば理想的です。
 収納戸棚は面広く奥浅く一列に並べてとりやすくしまいやすくし、地震等で倒れることのない作り付けが理想的です。収納棚は同時に隣接室との間仕切りを兼ねると遮音効果が期待でき、プライバシーを確保することができます。
 以上は寝室に関する基本的な考え方であり、地方性や立地条件、住む人の生理的条件によって細かい部分は異なってきます。

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きれいな空気を生む 住まいづくり85

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伝統的な方法で寝室の環境を良くする

 私が提案している寝室の自然換気は昔から伝統的になされてきたように床下の空気を効果的に利用することです。床下は夏も冬も温度差が少なく、いわば深井戸の水の温度が年中常温であることと似かよっています。
 ですから、夏は冷たい空気を、冬は暖かい空気を壁の中を通して室内に導入させると省エネ効果があります。しかし、床下の空気を利用するには防蟻や防腐のための薬剤処理をいていないことが前提になります。その分、薬剤に頼らない他の方法で防蟻と防腐を考えなければなりませんが、そのやり方はたくさんあります。一例をあげれば、砂利を敷きつめる方法があります。
 日本の四季の変化による寒暑の差を一年間を通して平均化することがよく言われていますが、人間の体や心に良いことなのかどうか職人の私には大いなる疑問が残っています。
 寝室の内装は絶対に環境に弊害を生じない木材、土、草を原料とした資材を使用することをすすめています。地上の資源は有機質であり、生きている物質です。人間は地上の有機質環境の中で進化してきましたから同じ環境で寝食をすることが最も自然なのです。無機質資材や化学物質資材はできるだけ少量にとどめることが大切です。無機質資材で囲われた寝室で寝ることは、生物が生存しない地下深い環境で寝ることと同じです。地下深い所で睡眠をとって、明日への活力がつくれるかどうか考えてみてください。

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きれいな空気を生む 住まいづくり84

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自然な換気で健康を守る 【2】

 正しい環境の配分(間取り計画)や有機質資材(木材、土、草)を使用すれば省エネルギーは確実に実現することができます。省エネルギーの方法は他にたくさんあると思います。それなのに、なぜ住む人の健康を阻害し、多くの弊害のある化学物質を使用した工法を用いなければならないのでしょうか。とくに寝室の室内環境づくりは慎重でなければならないはずです。人間は寝ていても五感のうち最も大切な皮膚感覚(触覚)で周囲の環境を敏感に受け止めていますから、室内環境は体内環境に影響を与えているのです。
 住宅も人間も自然の一部である以上、自然と調和した環境は寝室だけに限らず住宅の最も大切な条件です。外敵や自然の脅威から家族や財産を守ることも必要ですが、自然を遠ざけた住宅環境は人体に安全といえません。健康で長命を望むならば、長時間をすごす寝室から不自然な要素をなくすことが必要です。ストレスをつもらせず、明日へのエネルギーが湧いてくるような快適性を求めたいものです。

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きれいな空気を生む 住まいづくり83

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自然な換気で健康を守る 【1】

「計画換気」という言葉がよく見られます。少し前まで「高気密・高断熱」の宣伝文句が氾濫していましたが、化学物質素材が生ずる有毒ガスによる健康被害が明らかになり、その原因が高気密の室内環境にあると指摘されたので、今度はなりふりかまわず「計画換気で健康住宅」などと先を競って宣伝をするようになったのです。つい先日まで高気密住宅を奨励していた学者たちも一変して通気性の大切さを説いています。まさに信念のない時代は、社会的に重要な立場にあると自認する連中によってつくられているのだと実感します。
 しかし、通気とは機械による強制換気ではなく、室内空気の対流による自然換気のことを指します。その一番効果的な方法は、床下からの通気と天井へ抜ける通気をうまく組み合わせることです。そうすると夏涼しく冬暖かい自然との調和がとれた健康的な環境が成立します。
 ところが、残念ながら近頃の床下の防腐処理や強力な薬剤を散布した防蟻処理は床下の空気を汚染させています。建物の保存だけを考えた短絡的な発想が住む人たちの心身にとてつもない悪影響をもたらしてきたのです。薬剤依存の強制は、住宅金融公庫の資金の貸付条件となっているので、多くの人には避けがたいものです。
 
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謹賀新年



昨年中は格別のお引き立てを賜り
厚くお礼申し上げます。
社員一同朗らかに 幸せを生む住まいに
定見を持ち信念をもって取り組んでいきます。

本年も変わらぬご愛顧
よろしくお願い申し上げます。
         令和四年 元旦

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