きれいな空気を生む 住まいづくり69

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。 体感展示場「社の家」はこちら



食堂は家族のエネルギー補給場所  【 1 】

 私は、教室に来所されるお客様に、こう質問します。
「お客様、家を新築されたら、毎日の生活の中で家族の朝は、どの場所でどのような雰囲気で迎えたいと思いますか?」
 主婦の一日は台所で始まりますが、家族たちは食堂で一日のエネルギー源を満たします。早朝の食堂の雰囲気がその日一日の気分を左右しかねません。
 人生は常にスタートであって、日常には終わりがありません。終焉は死ぬ時です。朝のスタートは毎日必ずやってきます。人生の拠点が家庭であるなら、一日の出発点は食堂や茶の間であるといえます。私はお客様にいつもこう申し上げています。
 「食堂や茶の間は朝向きで考えましょう。夜向きはいけません」
 それは爽やかな気分で仕事や学校に向かうために、どうしても必要な条件です。明るい食堂で自然の香りと澄んだ空気を胸いっぱいに吸い、主婦が作った朝食で腹ごしらえをすれば、毎日元気よく社会へのスタートができるというものです。それが朝から薄暗い、夜と変わらない雰囲気の食堂だったらどうでしょう。活力を得るどころか、朝から倦怠感に襲われるのではないでしょうか。このことだけを考えても食堂の位置や広さはどうしたらよいかわかるはずです。

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きれいな空気を生む 住まいづくり68

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

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上手な収納で主婦のストレスを減らす

 どこの家でも台所にはさまざまな道具がたくさんあり、毎日の道具の使い分けや収納の仕方によって、主婦のストレスが左右されます。したがって食器類から鍋や釜、電器製品までを収納する大きな戸棚が必要となります。最近は台所の収納戸棚もファッション性や機能性が高まり、建築資金が最も多くかかる場所でもあります。
 取り出しやすくてしまいやすい収納戸棚は面が広くて奥行きが浅いものです。物を一列に並べられて見やすくしておけば、家族の誰もが出し入れができ、主婦のストレスも減ります。
 また、日常使用する物とたまにしか使用しない物のしまい分けや重い物と軽い物、危険な物や大きい物等のしまい分けがうまくできるような収納戸棚のつくりが必要です。できれば床面から天井までいっぱいにとって立体的に収納できるようにします。
 収納戸棚は多いほどよいのですが、そのために風通しの窓まで犠牲にするべきではありません。
 台所の広さは、4、5人家族の場合、ただ広くすればよいわけでありません。一般的にいって一番利用しやすいサイズは、長さが3・6メートル、幅が2・3メートルの長方形です。台所兼食堂という形もありますが、その場合は冷蔵庫や収納戸棚の置くスペースの確保が難しく、主婦の作業動線が長くなって合理性を欠く例が多いものです。
 いずれにしても台所は毎日使用する所であり、幸福な家庭を永続させるために最も重要な役割をもつ場所ですから、あらゆる角度からの利用効果を研究して計画するべきです。

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きれいな空気を生む 住まいづくり67

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
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ファッション性の重視と過剰な設備は不幸のもと

 台所は狭いスペースの中で多種多様な用事が多く、危険な要素がたくさん潜在している場所です。ですから、単に見た目の感覚で決めるのではなく、あくまでも使い勝手のよさや環境の面から判断して計画をすすめるべきです。最近の傾向として、設備にのみ関心を持ち、超便利な機能やファッション性を求める人が多いのですが、そのようなものに高額な資金を投入するのは考えものです。いくら高額でも毎日の生活にそれだけの利用価値があれば無駄ではありませんが、その点をよく考えてみる必要があるでしょう。便利だと思って組み入れた設備でも実際にはあまり使われないということもよく見聞きすることです。思ったほど機能的な利用ができなかったり整理整頓が思うようにゆかず、利用しない台所やお飾りの台所となっている例が多いのです。
 主婦にとっては毎日の職場ともいえる台所です。夢と現実のギャップは大きく、見た目と毎日利用する機能や環境は違うのです。自分の習慣や性格をよく考えてからどのような設備を入れるか決めるべきでしょう。また、高度な設備ほど維持費(利用経費)や修繕費がかかります。現代の住宅は便利さとファッション性を求めるために高額な資金を使い、また利用費を払い続けなければなりません。贅沢な家庭生活は「幸福な家庭生活の永続」を妨げます。建築資金に余裕がある場合はともかくとして、少ない予算で楽しい家庭生活の永続できる家庭環境を求めるなら、当然のことながら毎日の生活のうえで家族のためにどの部分が最も大切かを見極めていかなければなりません。

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きれいな空気を生む 住まいづくり66

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衛生的な台所とは

 台所の窓の果たす役割は大きいのですが、明るい方が良いといっても、やたらに日照が多ければ良いというものではありません。とくに午後の日照は禁物です。赤外線を含む太陽光線は食物を酸化させ、大腸菌を増殖させます。また、夏の西日は主婦の気力をなくし怠惰癖をつくることにもなります。西に窓をつける時は、位置を低くし、外に樹木(落葉樹)を植えるなど、西日の直射を避ける工夫が必要です。
 一方、朝11時頃までの太陽光線中の紫外線は食物の鮮度を落とさず、大腸菌などの増殖を防止するのに役立ちます。その紫外線を効果的に利用するためには、どこにどの大きさの窓が必要かを研究しなければなりません。ちなみに、直射日光を避けた北窓の台所は、食物保存には向いていても、主婦の健康を害し、家庭の雰囲気を陰性にします。また、できれば台所の窓は上下二段の窓にして、気候によって通風を調節できるようにすると、なお良いと思います。
 採光と同時に注意すべきことは換気です。機械による強制換気だけに頼るのではなく、自然換気が出来る通気システムも組み込んでおくことが必要です。台所の天井は可能であれば2m50㎝はとり、天井のすぐ下の壁面か天井に開閉窓がつけられれば主婦の健康が守られます。

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