きれいな空気を生む 住まいづくり65

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
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台所はコミュニケーションの場

 家庭の中心である主婦と家族たちのコミュニケーションがうまくいくことが円満家庭の最大条件です。台所にいる主婦との会話は、さりげない会話となり秘密がありません。ですから、台所には自然な会話がはずみやすくなるような仕組みが必要です。そういう意味でも食堂や居間と台所の関係は、生活環境として軽視できません。
最近は台所と食堂が対面化され、双方から表情を見ながらスムーズな会話が出来るような形が一般的になってきました。
 昔は炉端が食事場であり、竈が傍らにあって食事場の中に台所もありました。
家族の団欒は炉を囲んで、頬を火にてらしながら会話がはずんだのです。その素朴な環境が家族の和と協調による団結をつくり出し、自然のうちに家族愛が育っていったのでしょう。
 現代は家族がそれぞれの生活に追われ、共通の時間がとれず、断絶した家族が多くなっています。
場合によっては骨肉の争いも起こりかねない家族が増えているように思います。
間取りの工夫が必要なところでしょう。

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きれいな空気を生む 住まいづくり64

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

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台所は家庭の中核

 私はプランニング要領として重要なことは正しい環境の配分(間取り計画)だと考えていますから、家庭生活上で最も重要な部分から位置を決めることにしています。
その場合、生活の流れに従って自然の恩恵との関係を考えながらプランを立てます。
 まず朝一番に誰がどこで家事にかかるかを考えてみましょう。多くの家庭では主婦、または主婦に代わる者がまず台所に立って朝食の支度をします。その時に明るく朝日が差し込み、電灯をつけなくてもよい台所、夏涼しく冬暖かく自然の恩恵が感じられる台所を求めるか、環境を無視してもシステムキッチンの豪華さやファッション性、超便利な機能に重点を置いた台所を求めるかです。できれば環境も機能もファッション性もバランスのとれた台所が最もよいはずです。しかし、何か一つを優先させるとしたらどうでしょうか。
 主婦は家庭の中心的人物で、その人の健康は家族全体の明暗を左右しますから健康的な環境は無視できません。台所は主婦のストレスが最もつもる場所であると同時に家族の健康管理と密接な関係のある重要な場所でもあります。
 主婦によって、それぞれの生理的要求は異なりますから、完全に規格化された設備や形態は長年月の利用のうちに潜在的ストレスをつもらせます。そのことが原因となって心身にトラブルが生じることもあります。
 また、ファッション性や便利さに執着すると環境や衛生が無視されがちで、通気性や雰囲気が悪くなり、知らず知らずのうちに健康を害したり、台所仕事を敬遠するようになることもあります。
 このように台所でつくられる主婦の潜在したストレスが心身に影響し、家庭全体の雰囲気まで悪くして不幸の原因が続出します。それを防止するためには、自然と共生した環境、四季の変化にも対応した環境と生活の流れ(朝から夜までの生活の順序)に適応した環境を求めるべきでしょう。

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きれいな空気を生む 住まいづくり63

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
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「健康長命住宅」は大手ハウスメーカーではできない【 2 】

 私は「幸福を生む住まい」の研究研鑚を1966年に始め、1981年には全国組織の住宅環境研究グループを結成して現在に至りますが、幸福の第一の条件を「健康長命」と考えて、住宅環境と家族たちの相関関係を追求してきました。その結果、家族の健康は住宅環境の良否と密接な関係があることが確認でき、そのことを広くお知らせしてきたのです。
 すでに何度も述べてきたことですが、大手住宅産業は「売れる住宅」「売るための住宅」をつくり出し、住む人の利用目的や利用効果を軽視した住宅が近代化住宅として広まっています。
そのために、住む人に不幸をもたらす原因が住宅環境に入り込んでいるような住宅が多いのです。
とくに住まいと健康の相関関係が研究されていないので、いろいろな病気が発生しています。
それと同様に高齢者対応住宅についても大手ハウスメーカーが「バリアフリー住宅」なるものを大々的に売り出したことによって、さらに住宅環境を悪化させています。
 現在、百歳の長寿を得ている人たちの生活環境は、人工環境化された密閉住宅ではありません。自然と長年共生してきた人たちが年老いても健康を維持しているのです。この現実を直視すれば、高齢者対応住宅の正しいあり方が見えてくるでしょう。

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きれいな空気を生む 住まいづくり62

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
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「健康長命住宅」は大手ハウスメーカーではできない【 1 】

 住宅の相談に来られた人に私が必ず質問することの一つに次のようなものがあります。
「お客様は生涯健康体で、介護されたり家族に迷惑をかけたりすることがなく生き続けられる仕組みを住宅に求めますか?それとも老人になった時、身障者や痴呆症になることを予想した仕組みを求めますか?」
 この質問に対して圧倒的に多い答えは前者です。つまり、どなたも「健康長命」を望み、住宅には、それを実現するための仕組みがあることを望んでいるのがわかります。ところが現代の住宅産業は、一部の寝たきり老人や障害者だけを対象とした高齢者対応住宅を考え出し、「バリアフリー」という言葉で表現されるようになりました。
バリアフリー、つまり障害物を取り除くことによって老人にラクをさせ、
体力も気力も注意力も減退させるようなシステムを奨励しているのです。それが老人に対する思いやりであり、やがて来る老齢期への対策であると単純に考えています。すでに身障者が家族の一員である家庭なら、段差をなくすなどの工夫はやむを得ないことです。しかし、現在健康体の家族が新築するにあたって、最初から高齢者対応住宅を考えるのなら、後日万が一の事態に適応できる改善可能な仕組みを入れておけばいいのです。それを最初から高齢者向き住宅そのものにしてしまうのは賛成できません。
それよりも「健康長命」を可能とする住宅環境や機能づくりに挑戦すべきでしょう。

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・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
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「バリアフリー」は本当に必要か【 2 】

 人々が住宅を新築するのは一般的に35歳から55歳くらいが多いようです。その他の年代は親がかりか子どもがかりが多く、自力で家を新築できる人は少ないでしょう。現役として働いていて、将来の収入の見通しがつかなければ、なかなか決められるものではありません。とくに低迷経済が続く時代ですから25年間や30年間の長期ローンを支えられるだけの経済的見通しを持てる人は限られています。大金の借入は、よほどの決心がいると同時に、老後に至るまでの長期計画が不可欠条件です。今までのような消費財としての住宅観では、すぐ家庭経済の破綻が生じてしまうのは目に見えています。一生に一度住宅を建築すること自体が大変なことなのに、ましてや増改築を繰り返すことを前提にして建てるのは考えものです。とすると高齢者対応住宅にするかどうかは、30代の人が新築する場合であっても考えなければならないことになります。
 しかし、ここでもちょっと視点を変えて考えてみることが必要です。戦前まで日本の民家には一人の人が生涯にわたって生活するための最大公約数的要素が含まれていたものです。ですから、特別な配慮がなされなくても老齢期になっても自然体で過ごすことができたのです。このことに学ぶ必要があります。

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