自然の学びを生かした住まいづくり43

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。



分不相応な住宅は住む人の人柄が疑われる

 諸行無常は世の常です。住宅職人を長年やっておりますと、目の当たりに栄枯盛衰のドラマを見ることが多いものです。無責任な言い方をすれば「因果律手前もち」ともいえます。すべて自らが蒔いた種が芽を出したことです。
 最近の経済犯罪のすべては分不相応な行為による結果であり、企業倒産も例外なく調子に乗りすぎて分を忘れた結果です。

 このことは昔も今も変わりなく、誰でも自分の存在を示すために「うつわ」以上の「器量」(力量)を見せようとするとその結果が良くありません。とくに経済的に利益を得た場合「成り金」の奢りのつけは早く現象化します。このことはバブル経済の後遺症となって大きな社会問題となっています。
 政治家、教育者、宗教家のように倫理の世界で生きる者でも口先と心と行動が一致しない人間がやたらと多い現代ですが、その人の末路は憐れであり子孫にまでその罪を残すのです。

 住宅を求めるにあたっても、昔も今も成り金趣味は同じようにあり、「邸宅」とか「お屋敷」など、構えが不自然な住宅をよく目にします。不思議なことに住宅の外見なり構えに、住む人の人柄がにじみ出るものなのです。分不相応な住宅や「不自然な住宅」は繁栄、安定の法則に適いません。よくよく注意すべきです。とくに建築家の奇抜な創作は一般の住宅には禁物であり、住む人の人柄が疑われかねません。

 住宅は住む人の顔ともいえるので、昔は家のことを「たたずまい」と言っていました。家の前にたたずむ、そのような住まいを想像してください。たたずむ人の心をなごませる住宅、それは豪華絢爛な建物ではなく、素朴な住まいです。
 人々の情緒や感性にぴったり合って、その心を魅了する住まいは自然と調和し、長年月愛着をもたれて、長持ちする住宅そのものです。

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社
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