自然の学びを生かした住まいづくり23

・メダカの水はなぜ腐るのか?
・植物はなぜ朝日を必要とするのか?
・植物は根に影響を受けるのはなぜか?
・花ビンの花はなぜすぐにダメになるのか?
・食べ物はなぜ腐るのか?
・カーテンがカビるのはなぜか?
・低気圧は体調を崩しやすいのはなぜか?

私達が生活してゆく上に
色々と自然が教えてくれることが
たくさんあります。その住まいづくりを
かかげてみました。



住宅の本質を無視した格付けは許されない

 いくら豪華で超便利な住宅であっても、それは単なる「良い建物」として、または「高価な建物」としての評価であって、その住宅環境が住む人に幸福をもたらすものでない限り、「良い住宅」と申せません。たとえ素朴な建物であっても「幸福な家庭を永続させる条件」が住宅環境に仕組まれている場合は、「良い住宅」であると評価できます。そのためには、木材の使用が不可欠の条件です。もちろん単に木材を使用すればよいとか、木構造でなければならないという理由はありません。構造体が鉄、コンクリート、その他の無機質材であっても、環境計画が正しく、木質や有機質材を効果的に使用していれば「正しい住宅環境」であるといえます。
 
ですから、見た目で安易に良質住宅とか高性能住宅などと格付けすべきではありません。住んでいる人が長年月愛着をもち、安心満足して生活できる条件が仕組まれている住宅こそが良質住宅といえるものです。住宅はその土地の気候風土や住む人の諸条件に適応させなければ満足や愛着をもてるものにはなりません。それは単なる建物(ハード的要素)への満足だけでは十分でなく、住む人にとっての利用効果(ソフト的要素)への満足が不可欠の条件となります。
 
 建設省や住宅金融公庫が、耐久性や安全性の基準を設けるのはともかくとして、「優良」とか「高性能」とかの格付けを思わせる評価をしているのは許されません。省エネルギー住宅の奨励にしても断熱材の一面的な効果だけを強調し、使用後に発生する可能性のある健康被害などの問題は明らかにされていません。つまりメリットだけを強調してデメリットが隠されているのです。
 とくに住宅は個人の大切な財産です。その財産に対して、行政の適正な指導は必要であっても干渉することは越権行為ともいえるものです。

幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社
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