コロナの影響を受けず きれいな空気を生む住まいづくり④


自然対策が片手落ちの住宅は不幸の巣

 住宅を計画するにあたって、共通して必要なのは、その土地における自然の恩恵を可能な限り住宅内に取り入れることです。また、その土地に特有の自然の脅威から家族や財産を守る囲いとしての住宅を考えることです。ここで大切なことは、自然の恩恵と脅威に対するバランスのとれた住宅の計画が不可欠な条件だということです。
 しかしながら、一般化されている現代の住宅は住む人の思いを無視し、ハウスメーカーの指向が優先されています。リスク負担を避けるために、ただ自然の脅威だけに配慮し、自然の恩恵を取り入れる対策が軽視されています。とくに問題となるのは、自然の恩恵を拒絶して人工的に空気調整をする「省エネルギー」をうたった住宅が推奨されていることです。私は理解に苦しまざるを得ません。不自然な住宅環境で健全な家庭の存続が可能か否かを冷静に判断すべきだと思います。

風通しをよくするための教科書

 幸せを生む住まい 間取りは住まいの命
  ウシキ株式会社
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